和の美と宝石
漢字で書くと「黄玉」?意外と分からない宝石の和名
普段からよく耳にして知っている宝石であっても、「青玉」や「紅玉」、「翠玉」「黄玉」というように漢字で書かれると、どの宝石を指すのか分かりにくいことがあります。 例えば「サファイア」や「ルビー」、「エメラルド」は、漢字にするとそれぞれ「青玉」「紅玉」「翠玉」ですが、これらは宝石が持つ色がそのまま漢字に当てはめられているように見えるので、比較的分かりやすいパターンです。しかし、「トパーズ」が「黄玉」であると理解することはなかなか難しいかもしれません。近年では、黄色の宝石というとシトリン(黄水晶)を連想しやすくなっていますし、シトリン自体もトパーズと混同されて使用された歴史を持つので、「シトリン・トパーズ」という名前で呼ばれることもあります。 トパーズが漢字で「黄玉」と書かれるのは、トパーズが輸入された当時、日本ではイエロートパーズに対してブルートパーズの存在があまり知られていなかったことに由来しています。しかし現代の日本では、イエロートパーズよりもブルートパーズのほうが一般的に多く流通しています。